オールドスクールもいいものですね
6/26のシステマ南埼玉の夜練の感想をご参考までに載せておきます。
(mixiの日記に載せているものの転載です。)
(↓以下、本文)
昨晩のシステマ夜練では、常連のFさんの要望により、
ホールドからの脱出をテーマに練習した。
FさんはDVD "Escape from Hold" を観て興味を持ったから
練習してみたかったらしい。
自分も昔はこのDVDを何度も観て参考にしたものだったが、
ここ数年は観ていないし、
DVDの中でヴラディミアがどんな技法を使っていたか、細かくは覚えていない。
だから、基本的かつ効果的なエスケープ・フロム・ホールドの動きを
自分の経験から導き出して、今回の練習メニューを組んでみた。
まだ初心者のFさんには難しいと思ったから、
ニュースクール的なインターナルワークを用いた技法はあえて練習しなかった。
具体的には、リラックスしてサポートを与えない、相手の動きの方向性に沿って受け流す、
円の動きやフィギュア8で崩す、ローカルテンションに働きかける…など、
ごく基本的な原理によるエスケープを練習した。
自分はここ1年ほど、インターナルワークを中心に練習してきたが、
久しぶりに昔風のシステマの技法を使ってみて、
システマを習い始めた頃の新鮮な気持ちがよみがえってきた。
また、以前に相当練習した技法ではあるが、
今回の練習を通じて、新たな発見もあった。
インターナルワークは非常に強力で効果的なものだが、
高度な内部感覚を必要とするため、
人によってはかなり難しいと感じられるかもしれない。
自分は練習を重ねて、インターナルワークがそれなりに
使えるようになったつもりだが、
リラックスや集中力が欠けている時は、相手にうまく掛からないこともある。
繊細な技術だけに、使いこなすのはなかなか大変だといえる。
その点、シンプルな原理に基づいた昔ながらのシステマ、
いわゆるオールドスクールは、練習すれば
使いこなせるようになるまであまり時間はかからない。
多少、集中力やリラックスが足りない時でも、
それなりに安定して効果を発揮するのが素晴らしいと思う。
また、今の自分は、インターナルワークの練習を通じて
感受性や動きの精度が高まっているから、
オールドスクールの技法を使っても、
昔より格段に効果が増しているのが確認できた。
自分の修行の方向性は間違っていなかったなと、達成感があった。
今回、オールドスクールの技法を練習してみて、非常に得るものが多かったから、
時間があれば久しぶりに、昔のシステマDVDでも見直してみようと思う。
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