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見えない打撃

6/8 システマ南埼玉のクラスの感想をご参考までに載せておきます。
(mixiの日記に載せているものの転載です。)


(↓ 以下、本文)

6/8(土)のシステマ南埼玉は、前回の通常クラス&特別クラスの流れを踏襲して、稲垣インストラクターから教わったトロント本部の実戦的なシステマを練習しようと考えていた。毎回、詳細な練習メニューを作成してクラスに臨んでいるが、今回は我ながら完成度の高いメニューができて、クラスで実践するのが楽しみだった。

ところが、会場に来てみると、今回は常連メンバーの参加が少なく、初参加の人が4人もいるという状況だった。思うに、前回の通常クラス&特別クラスは、合計で6時間近くも練習したから、2クラスとも参加した人は終盤ではヘロヘロになっていた。システマはちょっとお腹一杯な感があり、今回は常連の参加が少なかったのかもしれない。練習時間が長すぎるのもよくないなと反省させられた。

それはさておき、これだけ新人が多いクラスの場合、いきなり高度な内容を練習しても難しいから、通常はローリングや4大運動のやり方などの基本を詳細に教えることにしている。ただ、せっかく自分好みの実戦的な練習メニューを作成したことだし、前回までのクラスの流れを途切れさせたくなかったから、思い切って当初の予定通りに進行することにした。初参加の方々には、難しくて出来そうにないワークは見学するだけでも結構です、と伝えておいた。

そうしてクラスを始めていくと、初参加の方4人の内、1人はシステマの別のグループのメンバーということが分かり、ホッとした。また、クラスの途中から、システマジャパンの核弾頭・S根IiTが参加してくれたのも心強かった。S根IiTは年は若いが、自分の長年の練習仲間であり、システマ池袋を主宰する実力者。いつもの練習仲間に自分の拙いリードを見られるのは気恥ずかしくもあるが、システマが分かっている人がいてくれると、クラスの進行の上で相当心強いなと思った。

今回のクラスの具体的な内容としては、前回の復習から開始。相手に体勢を崩された状態から重心を戻しつつ地に落ちる動きを利用してテイクダウンしたり、自分をホールドしようとする相手の勢いをズラすことでテイクダウンしたりと、シンプルな崩しの技法を練習した。また、ホールドされた状態から、ローカル・テンション(局地的な緊張)を相手に作ることで崩すワークも試してみた。

その後は、無呼吸プッシュアップ・スクワットからの回復ワークを行い、本題のストライクへ。全身をストライクでマッサージしたり、ストライクの威力を調節するワークを経て、ステルスストライクやショートワークなどの実戦技法も練習した。

今回のクラスで最も重視したのは、ストライクの威力のコントロール。以前の記事でも書いたが、システマの練習の質を上げていくためには、繊細なコントロールが非常に重要だと思う。例えば、システマ初心者がストライクを打つ際、渾身の力を込めて怪我させるようなストライクを打ち込むか、怖がって撫でるようなフニャフニャのストライクになるか、両極端な場合が見られる。力加減を10段階で分けると、10か1しかないような印象。相手に重大なダメージを与えても、相手に何の影響も与えられなくても、どちらの場合もまともな練習にならない。

ということで、ペアを組んでもらい、攻め手は威力を微妙に調節しつつストライクを打ち、受け手はそのダメージを1~10の10段階で評価する、というワークを行った。打つ側は、ストライクを入れる深さ・拳を握る強さ・握りの持続時間・当てる部位・・・などに加え、相手の技量・耐久力・経験なども考慮して、10段階中の2とか3とか、狙った通りの威力のストライクを打つ。そして、受け手のダメージ評価をフィードバックすることで、コントロールを修正していく。このような繊細なワークを積み重ねていくと、10段階で5とか6とか、さらに細かく5.5、5.6・・・など、細かく刻むような微妙な力加減のコントロールが可能になると思う。

そして、そのストライクのコントロールを前提として、いわゆる「ステルスストライク」を練習した。要は、相手から見えない位置取り・角度・タイミング・・・などから放つストライクということだが、見えない打撃が一番効くということが改めて実感できた。

ステルスストライクの準備として、目を閉じた状態でストライクを受けるワークを行ったのだが、大抵の人は、「いつ打たれるか分からない」という予期不安のために体を緊張させてしまったり、突然の打撃による精神的ショックのために、ごく軽いストライクでも大ダメージを受けてしまう。ある体験参加の方などは、10段階中の1の威力で撫でるような打ったストライクに、10段階中で8という激烈なダメージを受けていた。システマの練習を積み、自分のリラックスを保つことだけに専念すると、見えない打撃も普段と変わらずに受けられるようになるのだが。効きすぎてちょっと怖いぐらいだったが、見えない打撃を打ち・打たれる練習を行うシステマの優位性が改めて確認できたのは収穫だった。

また、軽いストライクで生じた相手のテンションを追うような形で、ショートワークによるストライク連打も練習したが、こちらも恐ろしいぐらいに効く!! 格闘漫画の「喧嘩商売」に出てきた煉獄という無限コンボを思い出した。さらに、ステルスストライクで見えない形で開始するストライク連打となると、相手に効きすぎる惧れがあるから、かなり注意が必要だと思った。

本当にごく軽~く相手に入れても、ストライク→テンション→ストライク→テンション・・・と積み重なることで、ダメージがどんどん跳ね上がっていく。一発一発のストライクにほんのわずかに威力を乗せるだけでも、相手にとっては絶大なダメージになるだろう(練習ではもちろん実践できないが)。この辺りの実戦的な技法になると、少し力加減が狂うだけでも相手に深刻なダメージを与えかねないから、「威力」を求めるより「コントロール」がなおさら重要だと感じた。

ちょっと逆説的な話かもしれないが、実戦的な練習を行う場合は、力任せの大雑把で雑な感覚では話にならないと思う。システマ南埼玉では今後も、安全性と実戦性を両立したクラスを目指すためにも、繊細なコントロールを重視していきたい。

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ヨントス

Author:ヨントス
本名:西嶋 健二郎。東京寄りの埼玉に在住。仕事は市場調査。ライフワークはロシアの武術・システマ。モスクワ本部認定システマインストラクター。気功・ヒーリングもやってます。地道に修行を続けて、60代あたりで強い爺さんになるのが目標。無類の猫好き。

埼玉県志木市で毎週土曜日午前中と平日の晩にシステマのトレーニンググループを主宰しています。システマに興味がある方は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さい!


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