基礎レベルの底上げ
5/2(土)に行ったシステマ夜練の感想をご参考までに掲載します。
(mixiの日記からの転載です。)
(↓以下、本文)
昨日のシステマ南埼玉は、午前の通常クラスと午後の特別クラスの
ダブルヘッダーで練習を行った。
5月4日(月)~5月6日(水)にはいよいよシステマジャパンによる
ミカエル師来日セミナーが開催される。
だから、予習の意味で、
ガッツリとインターナルワークを練り込もう・・といきたいところだが、
今回はあえて徹底的に基本を見直すことにした。
インターナルワークを練習すると、
飛躍的にシステマの実力が伸びることが多い。
例えば、体の内圧を高めたり、
エアナイフなど様々なステイトを発現させると、
プッシュ、ストライク、テイウクダウン、受けの強さ…など、あらゆる面で
格段にレベルアップしてしまう。
このステイトによるレベルアップは
システマ経験が長い人だけでなく、
初心者にも等しく作用するから、
あまりにもお手軽で便利すぎて、
ちょっとしたチート感があるくらいだ。
だから、自分用の練習ではこのような
インターナルワークをみっちりとやり込んでいるし、
システマ南埼玉のクラスでも頻繁に練習したくなる。
ただ、システマ初心者に
いきなりインターナルワークばかり
やってもらうのは、良し悪しがあるなと
以前から常々考えていた。
というのも、細かい要素は別にして、
システマの実力をものすごく単純な公式にすると、
(システマ力)=(基本)×(インターナル度)
…と表現できると思う。
(基本)とは、呼吸・リラックス・姿勢・動きの四大原則や、
プッシュは手首を真っ直ぐして拳から出す…などのごく基本的な部分を指す。
(インターナル度)とは、システマの動きをエクスターナル(外的)な領域だけでなく、
どの程度までインターナル(内的)な領域まで深められているか、という習熟度を指している。
ステイトなどのインターナルワークは、
ドラゴンボールに例えると、界王拳のようなものだと思う。
インターナル度を深めれば深めるほど、
システマの基本的な力を2倍にも3倍にも高めてくれる。
しかし、システマの基礎的な部分が弱い人が界王拳2倍、3倍…と掛け算してみても、
システマ上級者ほどの大きなパフォーマンスの違いは出ない。
極端な例えではあるが、
戦闘力8000の悟空が3倍界王拳を使うと物凄い違いが出る。
一方で、戦闘力5の一般人が3倍界王拳を使っても、たかが知れている。
その辺りを今回のクラスでも実際に実験してみた。
手首が少し曲がった状態で、
普通のステイトでのプッシュ・ストライク、
内圧を高めたステイトでのプッシュ・ストライクを打ち分けてみる。
すると、ステイトを高めたプッシュ・ストライクは威力が多少は上がるが、
驚くほどの違いではない。
一方、手首を真っ直ぐにした状態で
ステイトを高めてプッシュ・ストライクすると、
とてつもなく威力が跳ね上がる。
界王拳の効果を期待してステイトを使うにしても、
まずは基礎の部分をしっかり固めないと
もったいなさすぎるなと、改めて思った。
…ということで、今回のシステマ南埼玉では、
「手首真っ直ぐ」「拳から」というプッシュ・ストライクの基本を徹底的にチェックしてみた。
また、体の姿勢についても、
より強く柔軟になるようにじっくりと調整した。
このようなごく基礎的な部分を見直すことで、
その後のプッシュ・ストライク、スパーでも、
参加者の動きが大分向上した様子で、満足感があった。
ミカエルセミナーの直前に、基礎レベルの底上げが出来て良かった。
基礎がキッチリと仕上がった状態で、ミカエルから教わる高度なインターナルワークを
掛け合わせると、かなりのレベルアップが期待できそうだと楽しみになった。
ミカエルセミナーの後のシステマ南埼玉は、
しばらくインターナルワークの練習が多くなりそうだが、
基礎的な部分の見直しも引き続きやっていきたいと思う。
(mixiの日記からの転載です。)
(↓以下、本文)
昨日のシステマ南埼玉は、午前の通常クラスと午後の特別クラスの
ダブルヘッダーで練習を行った。
5月4日(月)~5月6日(水)にはいよいよシステマジャパンによる
ミカエル師来日セミナーが開催される。
だから、予習の意味で、
ガッツリとインターナルワークを練り込もう・・といきたいところだが、
今回はあえて徹底的に基本を見直すことにした。
インターナルワークを練習すると、
飛躍的にシステマの実力が伸びることが多い。
例えば、体の内圧を高めたり、
エアナイフなど様々なステイトを発現させると、
プッシュ、ストライク、テイウクダウン、受けの強さ…など、あらゆる面で
格段にレベルアップしてしまう。
このステイトによるレベルアップは
システマ経験が長い人だけでなく、
初心者にも等しく作用するから、
あまりにもお手軽で便利すぎて、
ちょっとしたチート感があるくらいだ。
だから、自分用の練習ではこのような
インターナルワークをみっちりとやり込んでいるし、
システマ南埼玉のクラスでも頻繁に練習したくなる。
ただ、システマ初心者に
いきなりインターナルワークばかり
やってもらうのは、良し悪しがあるなと
以前から常々考えていた。
というのも、細かい要素は別にして、
システマの実力をものすごく単純な公式にすると、
(システマ力)=(基本)×(インターナル度)
…と表現できると思う。
(基本)とは、呼吸・リラックス・姿勢・動きの四大原則や、
プッシュは手首を真っ直ぐして拳から出す…などのごく基本的な部分を指す。
(インターナル度)とは、システマの動きをエクスターナル(外的)な領域だけでなく、
どの程度までインターナル(内的)な領域まで深められているか、という習熟度を指している。
ステイトなどのインターナルワークは、
ドラゴンボールに例えると、界王拳のようなものだと思う。
インターナル度を深めれば深めるほど、
システマの基本的な力を2倍にも3倍にも高めてくれる。
しかし、システマの基礎的な部分が弱い人が界王拳2倍、3倍…と掛け算してみても、
システマ上級者ほどの大きなパフォーマンスの違いは出ない。
極端な例えではあるが、
戦闘力8000の悟空が3倍界王拳を使うと物凄い違いが出る。
一方で、戦闘力5の一般人が3倍界王拳を使っても、たかが知れている。
その辺りを今回のクラスでも実際に実験してみた。
手首が少し曲がった状態で、
普通のステイトでのプッシュ・ストライク、
内圧を高めたステイトでのプッシュ・ストライクを打ち分けてみる。
すると、ステイトを高めたプッシュ・ストライクは威力が多少は上がるが、
驚くほどの違いではない。
一方、手首を真っ直ぐにした状態で
ステイトを高めてプッシュ・ストライクすると、
とてつもなく威力が跳ね上がる。
界王拳の効果を期待してステイトを使うにしても、
まずは基礎の部分をしっかり固めないと
もったいなさすぎるなと、改めて思った。
…ということで、今回のシステマ南埼玉では、
「手首真っ直ぐ」「拳から」というプッシュ・ストライクの基本を徹底的にチェックしてみた。
また、体の姿勢についても、
より強く柔軟になるようにじっくりと調整した。
このようなごく基礎的な部分を見直すことで、
その後のプッシュ・ストライク、スパーでも、
参加者の動きが大分向上した様子で、満足感があった。
ミカエルセミナーの直前に、基礎レベルの底上げが出来て良かった。
基礎がキッチリと仕上がった状態で、ミカエルから教わる高度なインターナルワークを
掛け合わせると、かなりのレベルアップが期待できそうだと楽しみになった。
ミカエルセミナーの後のシステマ南埼玉は、
しばらくインターナルワークの練習が多くなりそうだが、
基礎的な部分の見直しも引き続きやっていきたいと思う。
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